何度も戻る時計、そして監獄について

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  • Release Date

    6 May 2020

  • Length

    4 tracks

ポストパンク、ハードコア、プログレッシブロック、マスロックなどを基調としたオルタナティブな音楽性に、60年代末からのフリージャズと現代詩のコラボレーション(白石かずこ 吉増剛造らが参加)に影響を受けたリーディング+激情系のボーカルを組み合わせた変拍子・パンクバンドのセカンド。
音楽のためでも言葉のためでもない「対話的」ないし「補完的」ポエトリー・リーディングで新しい詩(ウタ)の在り方を志向。今作よりキーボードとサックスが加わり、より豊かなサウンドに。前作に比べ奇数拍子曲も多くなったが、あくまでポップな構成・聴き心地は保たれている。
脳の片隅からみる悪夢は、猫みたく気まぐれに目まぐるしい捕らえどころない世界そのもので、宇宙人の番組みたいなめちゃくちゃをノイズを排する清潔な空気で風船みたいに飛んでいく。そこには神様も天国もない。見下ろすだけ。4曲入り。

「真性の詩人が読み、念じ、歌う詩の言葉と堅牢ながら緩急自在なバンドサウンドが相乗する。
自明であった日常が呆気なく、実に脆く粉塵となり、微風にすら拡散し、はらはらと消えていくのかもしれないと予感される2020年春。こんな状況だからこそ、大きな大きな大きなボリュームでこのCDに聴き浸ることだ。見えてくるイメージがあるだろう。反応したくなるフレーズがあるだろう。挑発されもするだろう。慰められもするだろう。知らず知らずに同調しているだろう。そして、ふと、このCDの中のフレーズが深く心の底に付着して、折々に甦ることだろう。
てろてろについてだが。どっきりレコードをひっさげて上京してきた頃の町田町蔵が、「太陽と戦慄」の頃のキング・クリムゾンとセッションしながらレコーディングした。この感じ方は、それほどはずしてはいないのではないかと思う。不要不急の外出は控えてとの呼びかけが凄い勢いで喧伝されている。こんな状況だからこそ、大きな大きな大きなボリュームでこのCDに聴き浸ることだ。」
-(中川一郎 ex絶対零度)

terro terro are
及川耕碩(Voice Performance,Vocal,Alto Sax)
百萬石マツリ(Electric Guitar,Master of guitar orchestrations)
ミサキ(Bass guitar)
ハダユミ(Synthesizers,Piano,Organ,Chorus,Voice of Watashide&Nekoga-miteiru&Fu-senga)
support are
ヤノ(浮ア乃)(Drums,Electric guitar solo of Track4)
渡辺周(うしろ前さかさ族、amalakamala)(Electric guitar)
http://www.terroterro.com/disco.html
【紙ジャケット仕様】

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