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オアシス(Definitely Maybe)は、1994年8月30日に発売されたオアシスのデビューアルバム。全英1位。

発売前から収録された楽曲のクオリティーの高さと、メンバーの奔放な言動などでメディアの注目を集めていたこともあり、デビューアルバムでありながら英国のチャートで1位を記録。現在までに全世界で700万枚以上を売り上げるヒット作となった。

メンバーの自己評価、メディアの評価共に、オアシスのディスコグラフィーで1,2を争う作品。ノエルは1994年当時から現在まで、このアルバムを自己最高傑作と言ってはばからない。

収録曲。全曲、ノエル・ギャラガーによる作詞・作曲。

1. ロックンロール・スター - Rock 'N' Roll Star
タイトル通り、「今夜、俺はロックンロールスター」とロックスターへの成り上がり精神を高らかに宣言するナンバー。シングル曲ではないが、PVも製作されている。デビュー前、たった2人だけの観客の前で歌った事がある。その時の客の反応は芳しくなく、翌日のライブでも観客数人の前で歌ってみたところ「お前ら救いのねえ野郎だな」などと野次られたため、メンバー全員でリンチしたというエピソードがある。現在に至るまでライブでよく演奏される。ノエル曰く、「俺が書きたいことは全て、この曲に書いた。」

2. シェイカーメイカー - Shakermaker
2ndシングル。1970年代にコカ・コーラのCMソングとして起用されていた、ニュー・シーカーズの「I’d Like To Teach The World To Sing」とメロディが酷似していると訴訟問題に発展した。これについてノエルは「オレ達が飲むのはペプシさ」とコメントし、ビートルズの「フライング」からも影響を受けているともコメントしている。また歌詞はナンセンスなもので、おもちゃ、お菓子、子供向けアニメ、ザ・ジャムの「Mr.Clean」、地元マンチェスターのレコード店が登場する。

3. リヴ・フォーエヴァー - Live Forever
3rdシングル。初のTOP10入りを果たした代表曲。ノエルが建設会社に勤務中に足を骨折し、負担の少ない倉庫番の仕事をしている時に作られた。歌詞ではギャラガー兄弟の母親について歌われ、「生きること」を肯定的にとらえた曲である。また、当時驚異的な人気を誇っていたしていたグランジブームの筆頭格であるニルヴァーナのカート・コバーンがアルバム「イン・ユーテロ」のタイトルにしようと考えていた、"I Hate Myself and I Want To Die"(自分が嫌いだし死にたい)への反発の意味(Live Forever=生き続ける)も込められている。

4. アップ・イン・ザ・スカイ - Up in the Sky
初めてコカインを体験した時の感想を歌詞にしている。

5. コロンビア - Columbia
元はリアム・ギャラガーの書いた曲だが、クレジットはノエル・ギャラガーになっている。第一期のメンバー全員が一番好きな楽曲として挙げている。タイトルはバンドがレコーディングやライブをしていたクラブの周辺にあったホテルの名前から。

6. サッド・ソング - Sad Song
2枚組アナログ盤、及び日本版CDのみの収録曲。クリエーション・レーベルの総帥アラン・マッギーと手を取り合って活動していくと暗示している。

7. スーパーソニック - Supersonic
1stシングル。間奏とアウトロで聴けるギターフレーズはジョージ・ハリスンの「マイ・スウィート・ロード」から、また歌詞にはビートルズの「イエロー・サブマリン」が登場する。

8. ブリング・イット・オン・ダウン - Bring It on Down
スーパーソニックが作られるまでは1stシングル候補だった曲。ワーキングクラスのことを歌っている。

9. シガレッツ&アルコール - Cigarettes & Alcohol
4thシングル。T・レックスの「Get It On」からギターリフを引用している。ノエルは自身が影響を受けた様々なアーティストの曲から、歌詞やタイトル、メロディや楽器フレーズを自分の楽曲に取り込むことで有名だが、その中でもシガレッツ&アルコールは引用されていることが有名な曲である。ノエル自身も公言している。歌詞の内容は、イギリスの労働者階級出身者として働き生きていく中で、仕事や生きる価値、自身の力で這い上がる必要性などについて歌っているもので、決してドラッグソングやタバコと酒を賞賛している内容ではない。

10. ディグジーズ・ディナー - Digsy's Dinner
ディグジーはノエルの友人で、クリエイション・レコーズに所属するバンド『スモーラー(Smaller)』のシンガー。歌詞の通りラザニアを嫌っている。アルバムに入れるにはポップ過ぎるため、最後まで選考に難航した。メンバーは入れてしまったことを後悔している。

11. スライド・アウェイ - Slide Away
オアシス初のラブソング。ノエルの元ガールフレンド、ルイーズ・ジョーンズとの短い付き合いを歌っている。シングルでないにも関わらず、長きに渡ってライブで演奏され、ベストアルバムにも収録された。ポール・マッカートニーのお気に入りの曲でもある。(但しシングル『Whatever』収録の4曲のみを話題にしている為、他の楽曲は聴いていないものと思われる)。

12. マリード・ウィズ・チルドレン - Married with Children
ノエルがこの曲を作った時のガールフレンドに言われたことを歌詞にした曲。アルバム唯一のアコースティックナンバー。

* 日本盤のみボーナストラックとしてCloudburstとSad Songが追加されている。この2曲を収録のプロモCDがフランス版アルバムに付属された。
* 日本向けのリリースでは、日本語表記が「ディグジーズ・ディナー」ではなく「ディグジーズ・ダイナー」とミスクレジットされている。
* 北米(アメリカおよびカナダ)向けのリリースでは、「Digsy's Dinner」が「Digsy's Diner」とミスクレジットされている。
* ノエルは本作をオアシスの最高傑作としており、「このアルバムがリリースされて以降、全世界でこのアルバムを超える作品は生まれていない。90年代のロックン・ロールを定義づけたアルバムだよ。」と発言している。
* ジャケット写真にバート・バカラックのポスターやジョージ・ベストの写真が使用されている。
* 結成10周年記念にアルバム制作ドキュメントDVDが発売された。Sad Songを含む全曲と、全曲分のライヴ映像、シングル曲のビデオ・クリップ等が収録されている。

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