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バイオグラフィー

ザ・ダムド (The Damned) は、1976年に結成されたイギリスのパンク・ロック・バンドである。セックス・ピストルズ、ザ・クラッシュと並んでロンドン3大パンク(バンド)のひとつに数えられている。

1975年、バンド関係の知り合いであった、レイモンド・バーンズ(後のキャプテン・センシブル)とクリス・ミラー(後のラット・スケイビーズ)がバンドを組むことになった。そこに、ラットが加入直前まで話が進んでいたロンドンSSというパンクバンドのギタリスト・ブライアン・ジェイムスが参加し、3人でSubterraneansを結成した。これがダムドの原型と言える。

Subterraneansは間もなく自然消滅してしまうが、ここでセックス・ピストルズの仕掛人として有名なマルコム・マクラレンが関係してくる。彼の新しいパンクバンドのプロジェクトに、キャプテンとラットを引き込んだのだ。ボーカルには、後にザ・プリテンダーズを結成するクリッシー・ハインドを据え、Masters of the Backsideという名での活動を開始するが、このバンドもまた、本格的な軌道に乗ることなく消滅する。

そこでキャプテンとラットの2人はブライアンを呼び戻し、マルコムがMasters of the Backsideに紹介したボーカル候補の一人であった、デイヴィッド・レッツ(後のデイヴ・ヴァニアン)との4人で新しいバンドを結成した。ダムドの始まりである。

1976年、イギリスでパンクムーヴメントが吹き荒れる中、セックス・ピストルズのサポートを務めながら、ロンドンで行われた「100 Club PUNK Festival」などに出演、9月にStiff Recordsと契約を交わし、10月にロンドンパンクとして初のシングルとなる『New Rose』をリリース(B面はビートルズ『Help』のカバー)。そして、翌1977年には、これもまた、ロンドンパンク初のアルバムである『Damned, Damned, Damned』(邦題・地獄に堕ちた野郎ども)をリリースした(プロデューサーはニック・ロウ)。

同年にギタリスト、ルー・エドマンズが加入し、11月には2ndアルバムとなる『ミュージック・フォー・プレジャー』を発表。プロデューサーはピンク・フロイドのニック・メイスン。しかし、リリース直後にラットが脱退、続いてブライアンも脱退を表明し、1978年4月のライブを最後にダムドは一旦解散に至る。

1978年春に解散したダムドであるが、早くも夏頃にはキャプテンとラットが再集結し、後に呼応したヴァニアンと、新たにベースにはアルギー・ワードを加えて本格的にダムドは再結成した。つまり結局は、ブライアンとワードが入れ替わり、キャプテンがギターを担当するようになっただけではあるが、今までの楽曲のソング・ライティングの大部分を担っていたブライアンが抜けたことで、結果的にバンドの音楽性は転換し、以前よりもポップ色を強めることになった。

1979年にChiswick Recordsから発表したシングル『Love Song』が本国イギリスで大ヒットし、その勢いのままアメリカツアーを敢行。帰国後に3rdアルバム『マシンガン・エチケット』をリリースした。この作品からは多数の曲がシングルカットされており、ダムドのベストアルバムとの呼び声も高い。

1980年、ベースのワードが解雇され、後任にポール・グレイが迎えられた。そして、10月に4thアルバム『ブラック・アルバム』をリリース。バンドの音楽性はより多様になり、サイケデリック・ロック的な要素も強まった。この頃から、キャプテンはソロ活動に重きを置き始める。

1981年、サポートメンバーとしてローマン・ジャグ(キーボード兼ギター)が参加、後に正式加入する。新たに契約したレコード会社がことごとく倒産するなどの不運が続き、バンドの存続が危ぶまれる時期ではあったが、なんとか翌1982年にはアルバム『ストロベリーズ』をリリースする。しかし、このアルバム制作途中にポールが脱退。ジャグの紹介で、ブライン・メリックがベーシストとして急遽加入する。

1984年、キャプテンがソロ活動専念のために脱退。バンドの活動は区切りの時期を迎えた。キャプテン脱退後のダムドは、ヴァニアン色を強めたゴシック・ロック風の作風へと転換する。そして、翌1985年、MCAレコードからアルバム『ファンタスマゴリア』をリリース。続いて1986年12月には、7枚目のアルバムとなる『エニシング』をリリースした。

1988年には、初期オリジナルメンバーのブライアンとキャプテンを加えた編成でライブを行った。その模様は、翌1989年に発表されたライブアルバム『ファイナル・ダムネイション』に収められている。さらに、1990年にはオリジナルメンバーのみでアメリカツアーを行い、また、来日もしている。

1995年11月、9年ぶりのオリジナルアルバムとなる『I'm Alright Jack & the Beanstalk』(『Not of This Earth』)リリース。この作品はバンド外部のライターによる楽曲も多い。また、この頃、ヴァニアン、キャプテン側とラットが音源の権利のことで揉めたようで、結果、1996年にラットが脱退し、キャプテンが再加入している。

そして、2001年、9thアルバム『Grave Disorder』をリリース。メンバーもひさしぶりに固まり2005年には来日し、小規模なツアーを行った。

2008年11月に約7年ぶりとなる10thアルバム『So, Who's Paranoid?』をリリース。 しかし前作『Grave Disorder』同様、残念ながら国内盤は発売されていない。

メンバー

現行のダムドは第9期となる。

デイヴ・ヴァニアン (Dave Vanian) - ボーカル、テルミン

オリジナルメンバー。結成時から現在まで通年で在籍している唯一の人物。ダムドに加入するまでは墓堀り職人をしていた。独特のメイクが後年のミュージシャン達にも大きな影響を与え、多くのフォロワーを生んだ。

キャプテン・センシブル (Captain Sensible) - ギター、ボーカル

オリジナルメンバー。1987年に脱退し、ソロに転向した。その後1996年に再び正式加入している。初期ダムドではベースを担当。ソロ音源も多数リリースしている。

モンティ・オキシモロン (Monty Oxy Moron) - キーボード

スチュ・ウェスト (Stu West) - ベース

ピンチ (Pinch) - ドラム

10thアルバム『So, Who's Paranoid』発売。

過去のメンバー構成
1期
デイヴ・ヴァニアン(Dave Vanian) - ヴォーカル
キャプテン・センシブル (Captain Sensible) - ベース
ラット・スキャビーズ (Rat Scabies) - ドラムス
ラット・スケイビーズとも。バンド結成時から1977年、1978年から1996年まで在籍。ダムドサウンドの根幹とも言える、重厚且つ破天荒なドラムを叩く。長年マネジメント面でバンドの要として活躍し、長期にわたって「ダムド」の商標の権利を有していた。
ブライアン・ジェイムズ (Brian James) - ギター
バンド結成時から1978年まで在籍。脱退後もライブなどにはしばしば参加している。初期ダムドにおいて、数多くの楽曲の作詞・作曲を担った。後にTHE LORDS OF THE NEW CHURCHに参加。
オリジナルメンバー。1stアルバム『地獄に堕ちた野郎ども』発売。

2期
デイヴ・ヴァニアン(Dave Vanian) - ヴォーカル
キャプテン・センシブル (Captain Sensible) - ベース
ラット・スキャビーズ (Rat Scabies) - ドラムス
ブライアン・ジェイムズ (Brian James) - ギター
"ルー" ロバート・エドモンズ ("Lu" Robert Edmunds) - ギター
2ndアルバム『ミュージック・フォー・プレジャー』発売。

3期
デイヴ・ヴァニアン(Dave Vanian) - ヴォーカル
キャプテン・センシブル (Captain Sensible) - ギター
ラット・スキャビーズ (Rat Scabies) - ドラムス
アルジー・ワード (Algy Ward) - ベース
3rdアルバム『マシンガン・エチケット』発売。

4期
デイヴ・ヴァニアン(Dave Vanian) - ヴォーカル
キャプテン・センシブル (Captain Sensible) - ギター
ラット・スキャビーズ (Rat Scabies) - ドラムス
ポール・グレイ (Paul Gay) - ベース
4thアルバム『ブラック・アルバム』、5thアルバム『ストロベリーズ』(このアルバムには後に正メンバーに加入するローマン・ジャグがサポート・キーボードとして参加している)発売。

5期
デイヴ・ヴァニアン(Dave Vanian) - ヴォーカル
ラット・スキャビーズ (Rat Scabies) - ドラムス
ローマン・ジャグ (Roman Jugg) - ギター
4期『Strawberries』の時には、サポート・キーボーディストとして参加
ブライン・メリック (Bryn Merrick) - ベース
6thアルバム『ファンタスマゴリア』、7thアルバム『エニシング』発売。

6期
デイヴ・ヴァニアン(Dave Vanian) - ヴォーカル
ラット・スキャビーズ (Rat Scabies) - ドラムス
クリス・ドーリモア (Kris Dollimore) - ギター
アラン・リー・ショウ (Allan Lee Shaw) - ギター
ジェイソン"ムース"ハリス (Jason "Moose" Harris) - ベース
8thアルバム『暗闇のロックン・ロール』発売。

7期
デイヴ・ヴァニアン(Dave Vanian) - ヴォーカル
キャプテン・センシブル (Captain Sensible) - ギター
パトリシア・モリソン (Patricia Morrison) - ベース
デイヴ・ヴァニアンの妻。
ゲイリー・ドレッドフル (Garrie Dreadful) - ドラムス
モントリー・オキシー・モロン (Monty Oxy Moron) - キーボード
8期
デイヴ・ヴァニアン(Dave Vanian) - ヴォーカル
キャプテン・センシブル (Captain Sensible) - ギター
パトリシア・モリソン (Patricia Morrison) - ベース
モントリー・オキシー・モロン (Monty Oxy Moron) - キーボード
ピンチ (Pinch) - ドラムス
9th『グレイヴ・ディスオーダー』発売

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