バイオグラフィー
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活動期間
2002 ~現在 (22 年間)
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メンバー
- Владимир Ермаков (2006 – 2009)
- Джерри Ленин (2006 ~現在)
- Иван Изотов (2006 – 2007)
- Лекс Плотников (2002 ~現在)
- Максим Самосват (2002 – 2006)
MECHANICAL POETはアニメやゲームのサウンドトラックなど、幅広い分野で活動するロシア人ギタリストLex Plotnikoffを中心に2002年に結成された。
ジャンルはプログレメタルとして出発したが、その枠にとらわれず、時にエモやポップパンクの影響も顕にする自由な作風が特徴である。アルバムは必ずコンセプトアルバムとして発表され、ブックレットにはLex自身がコンセプトに沿ったイラストを描いている。そうしたプロデュース含めすべてがLexのコントロール化にあるという意味では、彼のソロバンドのようなものでもあり、メンバーの交代は激しく、特にヴォーカルは一つのコンセプトが完結するたびに交代するという徹底振りであった。
初代ヴォーカルはロシアのメロディックパワーメタルバンドEpidemiaのフロントマンMax Samosvat。この頃イタリアのSPVとも契約し、2004年1stフルアルバム「Woodland Prattlers」を発売。国内ではCD Maximumの配給であったが、SPVとの契約によってアルバムはワールドワイドに発売されたようである。日本盤もSOUNDHOLICから発売(なお、現在SOUNDHOLICは倒産し、このアルバムも廃盤となっている)。コミカルなサウンドとさりげないテクニカルなアレンジは一部で高い評価を得るが、バンドは一時解散状態となる。
2007年Lexは新たなヴォーカルにJerry Leninを迎え、バンドを再結成する。この編成でバンドは「Creepy Tales for Freaky Children」および「Who Did It To Michelle Waters?」を発表。ヴォーカルの変更に合わせ、そのアレンジをコンパクトに、曲によってはパンキッシュな雰囲気すら感じられる作風となったこの作品は、過去のファンから不評を買い、またSPVとの契約も解散劇で失ってしまったため、アルバムは国内販売に留まるという散々な結果となった。だが一見シンプルな楽曲に緻密な演奏を盛り込む作風にLex自身は手応えを感じたのか、この路線は思わぬところで復活することになる。
2008年再びヴォーカルが交代、今度は低音を効かせたマイク・パットン風の歌いまわしとシャウト、グロウルを持ち味としたVladimir "Vavanus" Nasonovをフロントマンに据える。これによりバンドは再びメタルに接近し、同年発表の「Eidoline: The Arrakeen Code」は前作のようにコンパクトな作風でありながらも重低音を刻むギターとパワフルなシャウトが絡み合い、メタルリスナーに大いにアピールするものとなった。このアルバムも前作同様国内のみの販売となったが、ロシアのWorld of Fantasy誌においては年間ベストアルバムに選ばれている。
2009年、歴代ヴォーカルが一堂に会した結成7周年記念ライブを最後に、バンドは解散。Lexはサウンドトラック製作を中心としたソロアーティストに戻った。しかし2011年、Jerry Leninと共にLUNA DAMIENを結成。「Creepy Tales for Freaky Children」の続きとも言えるサウンドを、再び世に送り出している。
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