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バイオグラフィー

  • 活動期間

    1974 ~現在 (50 年間)

  • 出身地

    New York, New York, アメリカ合衆国

  • メンバー

    • Aaron Mills
    • Charlie Singleton
    • Jeryl Bright
    • Larry Blackmon
    • Nathan Leftenant
    • Tomi Jenkins
    • William Seth Allen

「Michael Jackson、Prince 以降」、EW&Fを始めとする黒人ファンクバンド全盛期は終わりを告げ、数多のバンドが失速を余儀なくされた時期。
Funk最後の大ヒット曲、"Word Up"(R&Bチャート1位、POPSチャート6位。24週間ランクイン)にて Funkバンド最後の輝きを放った功績は大きい。

'75年から活動を続けるこのバンドにあって、80年代後半を生き残ることができたのは、少人数化と、その「都会的」なスタイルと、ソリッドな音。
これは根っからのニューヨークっ子、リーダーの Larry Blackmon に寄るところが大きい。
デジタル化の波を見て大人数を維持する必要が無くなったことをいち早く察知し、バンドとして最小単位である3人に人数を絞り、それまで原色やラメを主としていた「黒人ファッション」をゴルチエデザインのコスチュームに替え、奇想天外なヘアスタイルを導入し、独自のスタイルを築き上げた。

かくいう筆者も、この New Cameo には一目惚れ。
ゴルチエの服を買いに行き、目ん玉が飛び出たのは遠い昔の話。
また、Video に観る彼らは悶絶せんばかりのカッコ良さで、「嗚呼、黒人になりたい・・・」などと世迷い事を思わせるだけの斬新さとパワーにあふれていた。

彼らを語るのは、『Knights Of The Sound Table』('81)以前の大所帯時代と、『Alligator Woman』('82)以降の少人数時代、ということになるが、音は違えど、両方とも「マスト」と言わせてもらう。
ことに、 "Word Up" は、少人数 Cameo の集大成的作品で、打ち込みによるシンプルなドラムと、これまたシンプルかつ骨太なベースが骨格となり、そこへ呪文のような Larry Blackmon のダミ声がねっとりとからみつく様は何とも形容のできないカッコよさ。

ライブに観る彼らは意外と「普通」なのだが、シェイプアップされたその肢体と、ゴルチエデザインの衣装、Tomi Jenkins、Nathan Leftenant、Charlie Singleton らメンバーの筆舌に尽くしがたいカッコよさは今だに健在。
ただ、ただ、「最高」のひとこと。

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