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バイオグラフィー

  • 活動期間

    1992 ~現在 (32 年間)

  • 出身地

    Montréal, Montreal, Québec, カナダ

  • メンバー

    • Alex Auburn (1998 ~現在)
    • Christian Donaldson (2005 ~現在)
    • Daniel Mongrain (2004 – 2005)
    • Eric Langlois (1994 ~現在)
    • Flo Mounier (1992 ~現在)
    • Jon Levasseur (1994 – 2004)
    • Lord Worm (1992 ~現在)
    • Martin Ferguson
    • Martin Lacroix (2001 – 2001)
    • Matt McGachy (2007 ~現在)
    • Miguel Roy (1995 – 1998)
    • Mike DiSalvo (1996 – 2001)
    • Olivier Pinard
    • Steve Thibault (1992 – 1995)

クリプトプシー(Cryptopsy)は、1988年にカナダ・ケベック州・モントリオールで結成されたテクニカルデスメタル/ブルータル・デスメタル/デスコアバンド。

現在までに6枚のフルアルバムと1枚のライブアルバムを発表しており、総売り上げは30万枚を越す。また、過去に2度の来日公演を行なっている。

メンバー全員がテクニカルな演奏を特徴とするデスメタルバンドとして知られ、特に「Flo Mounier(フロ・モーニエ,Dr)」のプレイは良く取り沙汰される。また、ギターリフを次々に変える複雑な展開は多くのデスメタルバンドに影響を与えた。また活動期間は初期/中期であったものの、ボーカルの「Lord Worm」もバンドの代名詞的な存在と言え、歌詞が全く聞き取れない程のデスボイスを特徴とした。

 活動初期

* 1988年、当時は「Necrosis」という名前で結成される。初期のメンバーは「Mike Atkin(Dr)」、「Steve Thibault(Gu)」、「Dan Greening(Vo,後のLordである)」、「John Todds(Ba)」であった。
* 1992年、ドラマーのAtkinが音楽性の違い(彼はスラッシュ/スピードメタルを好んでいた)によりバンドを脱退、Toddsの紹介によって「Flo Mounier」が加入する。またベーシストのToddsも音楽より家庭を優先したいという意志から脱退。更にギタリストとして「Dave Galea」が加入。
* 1993年、脱退したToddsに代わって「Kevin Weagle」がベーシストとして加入し、バンドはデモである『Ungentle Exhumation』をリリース。これが地方のレコード会社「Gore Records」の目に留まり、デモの再版がされた。

 活動中期

* 1994年までにWeagleが脱退し「Martin Fergusson」が加入、Galeaに代わり「Jon Levasseur」が加入する。このときのラインナップでアルバム『Blasphemy Made Flesh』をリリース。
* このアルバムのライブツアーが成功した後、Thibault(Gu)が脱退(しかし脱退後2、3ヶ月の間はバンドのマネージャーを務めていた)し、Fergussonに代わって「Eric Longlois(Ba)」が加入する。
* 1996年、スウェーデンのレーベル「Wrong Again Records」から2ndアルバム『None So Vile』をリリース。アメリカのデスメタルバンド「Suffocation(サフォケーション)」のアルバム『Pierced from Within』などと共に、デスメタルの名盤と評された。その後新たにギタリストとして「Miguel Roy(Gu)」をバンドに迎える。
* None So Vileのライブツアー後、ボーカルのLord Wormが英語教師の仕事に専念するためにバンドを脱退。また当時彼は、Cryptosyの音楽性に対する嫌気を顕にしたこともあるという。
* 1997年、Lord Wormが新たなボーカルとして「Mike DiSalvo」を薦め、彼がバンドに加入。前者と異なり、グラインドコアを彷彿とさせる要素は控えめで、よりハードコアな歌唱を特徴とした。このメンバーでメタルフェスに参加したバンドは、センチュリー・メディア・レコードの目に留まることとなる。
* 1998年、センチュリー・メディア・レコードから3rdアルバム『Whisper Supremacy』をリリース。このアルバムのライブツアーは全米に渡って行われ、バンドの存在はより多くの人に知られることとなる。

 近年~現在

* 2000年、Royに代わって新たにギタリストとして「Alex Auburn」を迎え、4thアルバム『…And Then You'll Beg』をリリース。このアルバムのライブツアーの後に、ボーカルのDiSalvoがモントリオールに住む彼女とその息子と共に生活をするためにバンドを脱退。
* 2001年、ヨーロッパと日本のライブツアーにおいて、バンドのファンであった「Martin LaCroix」という男性がボーカルとして活動。彼の声は、Lord WormとDiSalvoの歌唱スタイルをそれぞれ持ち合わせたようだと評された。
* 同年、地元モントリオールで行われたライブを行う。このライブは録音され、2003年にライブアルバム『None So Live』としてリリースされる。これがLaCroix唯一の参加作品であるが、そもそも彼はフランス語を話し流暢な英語は出来なかったので、今後活動の中で歌詞を書くには不適当であった。
* 2003年、以前バンドを脱退したLord Wormが再加入する。2004年にはモントリオールをはじめとしカナダでライブツアーを行った。尚、この間ギタリストのLevasseurがライブに参加できなかった為、旧メンバーのRoyが代役を務めた。その後はバンド「Martyr」、「Gorguts」のギタリストである「Dan Mongrain」がRoyを引き継いだ。
* 2005年1月31日、Levasseurが過激な音楽に対して興味が無くなったためバンドの脱退を表明。脱退よるメンバーとの軋轢は無かったという。しかし2月から3月にかけて行われたライブツアー「Back to the Worms」ではギタリストとして活動した。
* 同年10月8日、5thアルバム『Once Was Not』をリリース。ちなみにイントロの「Liminum」では、脱退したLevasseurがギターを弾いている。このアルバムのライブツアーには、バンド「Mythosis」のギタリスト『Christian Donaldson』が参加、サフォケーションらと共に北アメリカを廻って行った。
* 同年、ドラマーMounierのプレイが収録されたDVD『Extreme Metal Drumming 101』がリリースされる。
* 2007年4月23日、バンドはボーカルのLord Wormを脱退させ新しいメンバーを迎えることを発表。彼は脱退の理由について「健康を考えてのこと」と説明し、バンドをクビになったことを否定している。12月4日には新メンバーとして、ボーカルの「Matt Mcgachy」とキーボードの「Maggie Durand」が加入することが明らかになった。
* 2008年、6thアルバム『The Unspoken King』をリリース。このアルバムは元々『The Book of Suffering』という題名で2Disc仕様であったという。新メンバーの加入によってクリーンボイスが取り入れられるなど音楽面において変化が生じ、ジャンルがデスコアと呼ばれることにもなった。この変化はファンから大きな批判を受け、後にバンドはサイト「Myspace」に新曲を「It's Dinner Time」と題して公開した。これは当然偽りの題名であるが、彼等による批判への対抗であった。
* 2009年、ギタリストのAuburnがバンドの脱退を表明。この2,3ヵ月後に新メンバーとして「Youri Raymond」を迎えることを発表する。

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