バイオグラフィー
KIlling Floor
キリング・フロアー
Bill Thorndycraft(Vo,Harp)
Mick Clarke(Gt)
Stuart McDonald(Ba)
Lou Martin(Piano)
Bazz Smith(Dr)
1968年にMickとBillによって結成され、1972年まで活動したブリティッシュ・ブルース・ロックバンド。
2002年に再結成し、新作を発表するなど活動を続けている。
バンド名はBillの発案で、Howlin' Wolfの同名曲から取られている。
1969年にリリースされたセルフタイトルアルバムである「Killing Floor」は、Allmusicに「YardBirdsを更にヘビーにしたサウンド」と評される。
Willie Dixonのカバー「Woman You Need Love」を含めた全12曲は、わずか2週間足らずでレコーディングされたが、ヘビーブルースだけでなくピアノのみのインストなど、各楽器のソロワークも楽しめるアルバムに仕上がっている。
その後、Ten Years AfterやChicken Shackなどのサポートを経て、
ブルース3大キングの一人、Freddie Kingの全英ツアーのバックバンドに抜擢される。
そこでファン層を拡大した彼らは、1970年に2ndアルバムの「Out of Uranus」をリリース。
ブルース一辺倒ではなく、ハードロックに接近したこの作品はAllMusicに「60年代後半から70年代前半のほとんどのブリティッシュブルースロックよりも生々しく不敵である」と評された。
しかしながら、2作とも売上が伸びず、バンドは1972年に解散してしまう。
オリジナルLPはコレクター・アイテムになっている。
解散後、
MickはSaltで活動したのち(2011年にコンピレーションのThe Cobra’s Melodiesが発表されている)、80年代に入り自身のバンドであるThe Mick Clarke Bandで活動。
Stuartは、FreeのPaul Rodgersと短命グループのPeaceを結成、
Louと、Out of Uranus発表後に加入したRod De’Ath(Dr)は、後のRory Gallagher Bandの一員として活躍した。
バンドは2002年にオリジナル・メンバー5人で再結成され、
2004年に「Zero Tolerance」
2012年に「Rock 'n' Roll Gone Mad」を発表し、2012年にLouが亡くなったものの未だに活動を続けている。Rock 'n' Roll~は前年に亡くなった、Howlin' wolfの相棒であるHubert Sumlinに捧げられている。
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