• Trouble in Shangri-La

    17 Nov 2007, 13:23 by cage964

    Stevie Nicksのベスト盤というと数年前にキャリアの集大成ともいえるBoxセットが出てますが、今度はちょっとボリューム的にはライトだけど、中身は濃いベストアルバムが出ましたね。

     これはこれで興味深いベストなんだけど、やはり話題はこの間、1枚しか出てないオリジナルアルバムの方。

     90 年代の諸作って正直どれも今一つの出来だったし、顔つきなども覇気がなくなったような感じで、ほぼ終わった人と思っていました。でもいちおうファンとしては未発表テイクがあるからとボックスセットを買い、久しぶりだからとTrouble in Shangri-Laもおつき合いで購入し聴いてみたんですが、はっきり言って Trouble in Shangri-Laって今までで一番良い部類ですよ。誰も何とも言ってくれないけど最高傑作なんじゃない?




     事前の情報ではシェリル・クロウがプロデュースということだったけど、彼女がプロデュースしたのは全13曲中5曲のみ。残りはスティービーとジョン・シャンクスなどのプロのプロデューサ達。

     シェリル・クロウのプロデュースした曲は、いかにも彼女らしい土臭いグルーブのサウンドで、意外にもこれがスティービーの歳を取って凄みが加わった声に合うんですねぇ。
     もちろんこれまでのスティービーのアルバムみたいなきんきらきんの豪華絢爛サウンドも健在。とにかく今作は曲が良いです。80年代の彼女のアルバムに必ず 1曲はあったキメのハードロックはないけれど、曲とサウンドのアベレージがとにかくめちゃくちゃ高いのが今作。そこが「一番良い」と思う所以です。

     あ、面子の方はですね、シェリルがプロデュースした曲はハートブレイカーズ組をメインにフィーチャー。それ以外は打ち込みをメインにワディ・ワクテルなどセッションミュージシャンをスパイスに使ってます。

     さらにこのアルバム、アメリカでもかなり評判が良くてチャート的には初登場いきなり5位。彼女のアルバムとしては過去最高位です。

     ほとんど復活と言ってもよいくらい充実した内容とそれに見合うチャートアクション。とても90年代を寝て過ごした人とは思えません。シェリル・クロウがプロデュースでサラ・マクラクランやディキシー・チックスなどが参加していて、これはズバリ例のリリス・フェアの仕掛人たちに…